No.27 望海の祭壇にて
◆No.27 望海の祭壇にて
記入者:クロエ・ヴァレンス |
望海の祭壇には私の祖国ガドリアの騎士団が攻め込んできていた。 なぜ、こんなことになってしまったんだ。 祭壇へとたどり着いた私達の目に映ったのは、 動かなくなったフェニモールと、 まるで別人のように無表情となったシャーリィだった。 シャーリィを取り戻そうとしたけれど、 私達は力を増したワルターの前に敗北した。 その後、脱力感に襲われ、 爪術を扱うこともできなくなってしまった。 突然の吹雪に助けられ、命をつなぎとめた私達は、 灯台の街に退避する。 驚いたことに街の人々までが爪術の力を失っていた。 私達は爪術の何たるかも、煌髪人のことも、 何も知らずにいたんだ。 前に進めためには、真実を知らなければならない。 そう思った途端、なぜだか、灯台が頭に浮かんだ。 |
→ No.28 灯台の秘密 |